栃木県鹿沼市 F様邸 鉄柵塗装

今回は、ご自宅の顔とも言える「鉄柵(アイアンフェンス)」の塗装工事の様子をご紹介します。
鉄部は経年劣化でサビが発生しやすいため、美観の回復はもちろん、「いかに鉄を長持ちさせるか」
こだわって施工しました。その全工程をご紹介します。

1・施工前の状態
以前の塗装が紫外線や雨風の影響で劣化。
全体的に艶がなくなり、白っぽくチョーキング
(粉を吹いた状態)を起こしています。

2・施工前の状態
柱のキャップ部分や装飾の継ぎ目などに「サビ」が発生しているのがわかります。このまま放置すると腐食が進み、鉄柵自体の強度が下がります。

3・下地調整:ケレン作業
最も重要と言っても過言ではない、「ケレン(下地調整)」です。
いきなり塗料を塗るのではなく、まずは手作業で古い塗膜や発生したサビを丁寧に削り落とします。

4・下地調整:ケレン作業
マジックロン(研磨用たわし)やサンドペーパーを使い分けて徹底的に磨きます。この作業で鉄の表面に微細な傷をつけることで、塗料の密着(食いつき)が格段に良くなり、塗装が長持ちします。

5・下塗り:さび止め塗装
まずは1層目の「さび止め塗装」です。 装飾の凹凸や格子の隙間など、サビが発生しやすい細かい部分から先行してたっぷりと塗料を入れていきます。

6・下塗り:さび止め塗装
使用しているのは、防錆(ぼうせい)効果の高い専用のさび止め塗料です。鉄の大敵である「酸素」と「水」を遮断し、内側から腐食が進むのを防ぐ、いわば鉄柵の「盾」となる重要な層です。

7・下塗り:さび止め塗装
この真っ赤な下地が、上塗り塗料の吸い込みを止め、美しい仕上がりと長期間の耐久性を支える土台となります。

8・上塗り:仕上げ塗装(その1)
さび止めが乾燥したら、いよいよ「上塗り(仕上げ)」に入ります。写真のように、赤茶色の下地が艶やかな黒色へと塗り替えられていく様子は圧巻です。下地処理をしっかり行っているため塗料のノリが非常に良く、滑らかで肉厚な塗膜が形成されていきます。

9・上塗り:仕上げ塗装(その2)
デザイン性の高い鉄柵は、凹凸の奥までしっかりと塗料を行き渡らせる技術が必要です。塗りムラやダレ(塗料が垂れること)がないよう、職人が細部まで筆やローラー、刷毛を使い分けて丁寧に仕上げていきます。


10. 施工完了

すべての工程が完了しました! 施工前の白っぽく古びた印象が一新され、重厚感のある美しい黒色の鉄柵に生まれ変わりました。 丁寧なケレンと、さび止め+上塗りの多層構造により、美しさだけでなく耐久性も格段に向上しています。

門扉の細かな装飾から、長く続くフェンスのライン、そして柱の艶に至るまで、輝きを取り戻した様子をご覧ください。

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